歯茎から膿が出た!考えられる8つの原因と治療方法

歯周病

「歯ぐきから膿が出てきたので対処法を知りたい」
「歯医者での説明がよくわからなかったので、原因と治療の方法を調べている」

このようにお困りの方はいらっしゃいませんか。

お口の中から膿が出てくると、ニオイがきつかったり、痛みがあったり…。

歯磨きをしてもネバネバ感が残っていてスッキリしないなど、このような状態が続くと気になってしょうがないですよね。

そこで今回は、歯ぐきから膿が出るときの原因8つと原因別の治療方法をご紹介します。

原因を知って、しっかり対策していきましょう。

歯茎から膿が出るときの考えられる8つの原因

歯ぐきから膿が出るときのほとんどの原因は、主に3つです。

他の5つは膿というよりもプラークであったり、起こる可能性が低かったりするものになります。まずは、歯ぐきから膿が出る主な原因を解説していきます。

歯茎から膿が出るとき主な3つの原因

①   歯周病

歯ぐきから膿が出ることの原因のひとつは「歯周病」です。歯周病は、初期であれば出血や歯ぐきの腫れ、赤み程度。このときに歯磨きをしっかりと行い、歯科医院にて歯周治療を行えば元の健康的な状態に戻ります。ただ、これを放置してしまうと、歯周病は気づかないうちにどんどん進行していき、膿が出たり、歯がグラグラしてきたりしてしまいます。

②    歯が割れている

歯ぐきから膿が出る原因のもうひとつは「歯が割れている」です。歯が割れる原因はむし歯やかみ合わせ、食事の仕方などいくつか考えられます。そのなかでも歯ぎしりや食いしばりなど夜間時に歯にかかる負担は大きいので、はじめは小さなヒビだったのが、少しずつ亀裂が入って、食事で硬いものを食べたときに割れてしまう…といったこともあります。

③    根尖病変

歯ぐきから膿がでる最後の原因は、根尖病変です。根尖病変とは、歯の根っこの先に炎症が起こっている病気のことをいいます。歯の根っこには神経が通っていますが、神経が死んで細菌が繁殖していくと根っこの先に膿の袋をつくります。膿の袋が大きくなってくると出口を求めて歯ぐきから膿が出てくるのです。

歯ぐきから膿が出ることのほとんどが上記の3つです。

歯茎から膿が出るときのその他の原因5つ

歯ぐきから膿がでるときのその他の原因は5つあります。

④    親知らずの汚れ

親知らずが埋まっていて、横向きに生えている、斜めに生えている、少しだけ出てきているといった場合に「智歯周囲炎」が起こることがあります。古いプラークが蓄積されて強いニオイを発したり、炎症を起こして痛みが出たりします。細菌が入り込めるほどの隙間だと、清掃がしづらいことに加えて、空気を嫌う細菌が好んで入り込もうとするので、炎症が起こりやすいのです。

⑤    抜歯したはずの歯が残っている

歯の根っこが曲がっているなど複雑な形をしていたり、骨と根っこがくっついてしまっていたりすると歯の一部がそのまま残ってしまうことがあります。自然に出てくることもありますが、残ったままだと身体が異物だと認識をして炎症を起こします。

⑥    外科処置後の異常

再生治療など過去に行った治療がうまくいっておらず、のちに炎症として現れることがまれにあります。

⑦    顎骨壊死

骨粗鬆症の薬を服薬している場合、顎骨壊死が起こることがあります。顎の一部が腐った状態になり、痛みや腫れ、膿が出ます。

⑧    癌などの粘膜異常

粘膜の異常のひとつに口腔がんも考えられます。腫れ、しこり、ただれ、出血、膿、口臭といった症状が起こります。

歯茎から膿が出る原因別の治療方法

上記のように歯ぐきから膿がでる原因はさまざま。

原因によって対応も変わってくるので、ご自身で判断せずに歯科医師に相談してください。

次は、原因別の治療方法を簡単にご紹介します。

①    歯周病

歯周病が原因で膿が出ている場合は、歯周病がかなり進行しているという証拠です。ご自身で抗おうとしても限界があり、ここまで進行していると歯科医院での治療が必要になってくるので、早急に歯科医院へ連絡することをオススメします。歯科医院に通うまで時間がかかる方は、まずは徹底的に歯磨きしましょう。

②    歯が割れている

歯が割れているときにできることは、歯を抜く以外に方法はありません。放置すると亀裂がどんどん大きくなり、膿の量が増え、炎症が広がって歯を支える骨が溶けていってしまいます。できるだけ早めに抜いたほうがよいでしょう。水平的に割れている、根っこの一部だけが割れている、など場所によっては残せる可能性もありますので、まずは歯科医院で検査を受けてみてください。

③    根尖病変

根尖病変は歯科医院で根っこの治療をしないと治りません。根っこのなかを清掃して膿を徹底的に出します。何度か通院して根っこのなかを洗浄して無菌状態にし、お薬や樹脂を詰めて密閉状態にします。膿の袋が大きい場合は、根っこを一部切除して根っこ側から樹脂を詰めるといった外科処置が必要になることもあります。

④    親知らずの汚れ

免疫力が下がってきているときに腫れやすい親知らず。磨くのが難しいので、汚れがたまると膿のように感じられることもあるでしょう。親知らずが原因の場合は、よく歯磨きをして徹底的にお口の中を清潔にすることが大切です。症状が繰り返すようなら親知らずを抜いてしまうのもひとつ。歯科医師の先生と相談してみてください。

⑤    抜歯した歯が残っている

異物を除去しないと炎症は落ち着かないので、歯ぐきを切って外科的な処置を行います。ただ、抜いたときよりは歯ぐきの外側に移動していることが多いので、そこまでハードな処置ではなくなっているはずです。歯を抜いてもらった先生だと状況がわかるので安心ですが、不安があるようなら他院で相談してみるのも。

⑥    粘膜の異常

外科処置後の異常、顎骨壊死、口腔がんなどの粘膜異常の場合も歯科医師の先生に判断を仰ぐのがベスト。ご自身で判断するのは危険です。いきなり大学病院にいくよりもまずは一般の開業医で相談して、必要があれば紹介状をもらいます。

お困りの方はまずはご相談を

上記のような症状でお困りのことがあればご相談に乗りますので、お気軽に当院までご連絡ください。

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